私が銀行員を辞めて覆面レスラー(自称)になったわけ その2

 

 

ある日の朝、

 

 

いつものように家を出ようとしたときのこと、

 

 

 

 

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確かに、『そいつ』は、いました。

 

 

 

 

 

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まるで今にも、『おはよう』と言わんばかりの顔で、そこに、いました。

 

 

 

 

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当時の私はそのとき、

きっと誰かの悪いイタズラだろうと、思いました。

 

 

いや、正しくはそう ”思おう” としました。

 

 

その頃の私は、前職の勤務疲れもあり、すこし正気を欠いていたのかもしれません。

 

しかしこれが、ただのイタズラに思えなかったのです。

 

 

 

f:id:takakoumei:20150514131613j:plain 『ここで私がこいつをただのイタズラとして片付けてしまうのは、たやすいことだ。』

 

 

f:id:takakoumei:20150514131613j:plain 『しかしそうすればどうなるか?こいつはただ 《イタズラするためだけに買われたドンキホーテの940円のパーティーマスク》 というだけの人生で終わってしまうのではないか?』

 

 

 

 

 

 

f:id:takakoumei:20150514131613j:plain 『それで、本当に良いのか?』

 

 

 

 

 

 

f:id:takakoumei:20150514131613j:plain 『《イタズラするためだけに買われたドンキホーテの940円のパーティーマスク》さえ救えない人間が、人を幸せにすることなんてできるのか?』

 

 

 

そう考えていると、『こいつ』が何か、助けを求めているようにも思えてきました。

 

 

 

 

f:id:takakoumei:20150516215444j:plain 『た......す......け......て.......』

 

 

 

 

 

f:id:takakoumei:20150516215437j:plain 『たすけて.......』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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『だずげでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!』

 

 

 

そして気付くと私は、

 

 

 

 

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こうなっていました。

 

 

今になって思うとあの出会いはある種、運命だったのかもしれません。

 

 

 

こうしてわたしは覆面レスラー(自称)として、第二の人生を歩むことになったのです。

 

 

 

そう、こいつと共に。

 

 

 

 

これからもこいつ共に、日々歩んでいきます。

 

 

 

引きつづき、よろしくおねがいいたし.......

 

 

 

 

 

 

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『ちょっ、待っ』

 

 

 

 

 

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『うわあああああああああ俺の940円がああああああっっっっッッッ!!!!!』